1日外出録ハンチョウが好きです。
ハンチョウは中間管理録トネガワに次ぐカイジシリーズのスピンオフ第二弾です。最近は第三弾で上京生活録イチジョウが連載開始しましたね。止まるところを知らなすぎる。というか最近のカイジ本編のギャグ路線とかトネガワのネタ切れ感が不評のなか、ハンチョウは安定して人気ですね。
カイジシリーズを全く知らない人向けに世界観を説明すると帝愛という極悪サラ金に借金して返済不可能になると地下で数十年間の強制労働を強いられます。カイジ本編だと娯楽もクソもない劣悪環境で、カイジは地下で開かれたチンチロリンで金を稼いで労働オプションである1日外出券を買い、地上で大博打に勝って仲間たちの分も借金を返して地下から脱出を目指す。これは漫画だと賭博破戒録、実写映画だと2の^_^ストーリーですね。そして本編で散々カイジから搾取し、成敗された大槻班長がこの1日外出券を使って地上で楽しむのがハンチョウのストーリーです。上記のカイジの世界観さえ知ってれば本編を読んでなくても問題なく楽しめます。たまにセリフに原作ネタがあるくらいなので。
基本的にはハンチョウが外出して遊び、食べて帰るというストーリーの繰り返しです。たまに幽体離脱したりタイムリープする回もありますけど。これがめちゃくちゃ面白いんですよ。普段抑圧された大人が24時間という限られた時間でとにかく遊ぶだけなんですけどね。地下も本編よりかなり快適に描かれてますね。まあ搾取するハンチョウ側の視点だからかもしれないですけど。
ハンチョウの魅力は地下の債務者だけではなく、外出時に監視する黒服にもあります。というかむしろ僕の推しは黒服の宮本さんです。
最初はやりたい放題のハンチョウを警戒し、厳しく監視していましたが初登場回にしてハンチョウと仲良くなり、最近は普通に一緒に遊んでます。監視業務の時も普通に遊びに混ざってくるし、ハンチョウたちも宮本の休日に合わせて外出したりしてます。しかも宮本は下っ端黒服の中ではそこそこの立場なので、逃亡の危険性から普通なら認められないレンタカードライブも自分同伴の上で許可したりと、もうマブダチです。彼女できた時とか外車買った時もハンチョウに真っ先に自慢しに来てました。可愛いかよ。
こんなんヒロインやんけ…
おじさんが仲良く遊ぶだけの漫画です。面白いので読んでください。
こんな平和な日常を破壊したカイジを俺は許せねぇよ…。
って気持ちになると思います。
次回 ジャガビー
