メンヘラ日記

ファッションメンヘラ

第八十七話 有吉の壁

有吉の壁が好きです。

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もちろんネタ自体も面白いですけど、有吉が売れている芸人には厳しく売れてない芸人には優しく○をあげてるのを見て「優しいなぁ」と思ったり、どんなにイマイチなネタでもゲラゲラ笑ってる佐藤栞里を見て「可愛いなぁ」と思ったりしてみてます。ネタで言うとシソンヌとパンサー菅が好きです。

 

前に好きだと言った細かすぎて伝わらないモノマネ選手権だとか今回の有吉の壁は番組自体は長尺でも、個々のネタは30秒くらいで笑えるものがほとんどです。どちらもたまにあるホームランなネタを楽しみに微妙なネタを多数見ると言う点で楽しみ方は似ていると思います。僕だけでなく家族みんなもこの2番組が好きなのですが、姉や父はこのような番組を好んで見るようになった一方、M1やキングオブコントなどのネタ番組は見なくなりました。本人たち曰く数秒で面白いネタに慣れたことで数分間の漫才を集中して聴くことが億劫になったそうです。漫才を見るとしてもサンドウィッチマンみたいなわかりやすい笑い所さんがハイテンポで来るネタしか見ず、ナイツの野球寿限無漫才みたいなやつはとてもじゃないけど聞けないと言うことです。

 

これは多分我が家に限った話では無いと思います。YouTubeでの短時間動画に慣れたことによる長尺映画の拒否や、サンプルAVに慣れたことによるフル尺AVの拒否などは世間一般に起こってると思います。「好きなものを好きなだけ」という行きすぎた「娯楽のバイキング化」は「娯楽のインスタント化」に変わりつつあるということです。インスタントラーメンだって袋麺は面倒くさいからといってカップラーメンばっかり売れる時代です。以前インスタントな自慰行為に対して熱く語ったように、自分は仕事はいくらサボってもいいから娯楽はサボってはいけないと思っています。定職についたことない人間がわかった口を利くなよ。自分をタモリとでも思っているのでしょうか?最近自分が映画館に取り憑かれたように通っているのもこれに対して無意識に危機感を持っているのかもしれません。もしかしたらそのうち「映画館は大量生産された娯楽だ!」とか言ってミュージカルや高座に通うようになるかもしれません。結局は逆張りオタクなだけなんですね。

 

次回 アップルパイ