働かないふたりが好きです。
くらげバンチにて連載されている漫画です。
大体一回の連載で6Pくらいなんですけど、前半はシンプルに2人やその友達たちがバカみたいな遊びをするギャグパートで、後半はきちんと働いていたりきちんと結婚しているけど生き急いで疲れた人たちがニートの兄妹とちょっと仲良くなっていい話になったりします。
ニートではありますが兄の守はかなり達観していて周りの忙しい人たちの心の拠り所となってるところがあり、特におとなりの社畜の倉木さんや独居老人の飯塚さんたちは助けられているシーンが多いですね。
結構「生き急いだ現代社会にニートが的を射たことをいう」みたいなわかりやすい「いいテーマ」があるので天邪鬼な自分は嫌いそうなものですが、この漫画はその辺の塩梅がうまいのか楽しく読めます。まあ一定数普段の僕みたいな感想の人もいるみたいですけど。「漫画は説教臭くなったら終わり」みたいなことを久米田康治さんも言ってましたね。多分原作の独特の雰囲気とかで奇跡的にそうなってるだけなので、ドラマだとかアニメだとか、メディア展開したら多分壊れると思います。このまま伸び伸び続けてもらいたいですね。
くらげバンチは虫食いですけどバックナンバーも結構読めるしなんならいきなり最新話見てもなんとかなるのでおすすめです。
次回 未定。