大学というものはしばしば本を購入させられる。
その大半は業界では定番の入門書であったり、教養や語学ではエッセイのようなものを買うこともある。そしてしばしば、開講者の著書を買わされるものである。
大学というものはしばしば就職予備校だと揶揄されるが本質は研究機関である。しかし大半の学生は研究職につかずに卒業していく。これは決して矛盾ではない。凡才が学費を納める代わりに大卒の肩書きを得て、一部の天才、秀才の研究費を支えているギブアンドテイクの関係なのだ。そして講師の著書を買うことはこれの延長線上なので多少の納得いかなさはあっても自分は受け入れている。
しかし、私は今全くもって納得のいかない課題に直面している。
情報リテラシーを看板に掲げながらおじさんのネット観をだらだら喋る授業では「スマホを使うとダウン症の子が生まれる」「初音ミクに熱中してる奴は現実世界に生きていない」などのやばやばワードが飛び交っているわけだが、その課題に講師のエッセイ本の感想レポートが課された。その内容は南の島にダイビングに行ったときにあった人との交流をしたこのブログ並みに書き散らかされたものでカスみたいな内容に2200円。しかも本名は内容がないくせにレポートでは生意気にA42枚を要求してきた。
学生を単位でつってカスみたいな本を売りつけて印税で暮らすなんて羨ましいですね。レポートには将来の夢をかくことを求められたのでこれを書きました。
ちなみに、今回のケースは本当に稀です。基本的に本を買うことは大好きなので図書館に行けば読める参考文献の新書とかは結構買ったりします。親に土下座すれば稀に出資を受けられるし。
次回 未定。