メンヘラ日記

ファッションメンヘラ

第七百五十九話 ラストマイルときみの色

映画感想回。ラストマイルときみの色。

どっちも「語るには己の人生が浅い……」って感じなんで、マジで思ったことだけを雑多に。

ネタバレも含むわよ。

 

ラストマイル

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ラストマイル。めちゃくちゃよかった。

サスペンスのエンタメ性と物流問題の問題提起のバランスが本当に良かった。好みにもよるかもだけど、自分はいい塩梅でした。

 

主人公はAmazon的な物流倉庫の責任者の二人ではあるんですけど、真の主人公は佐野親子をはじめとした名もなき配送ドライバーたちだなと。

さらに言えば「人の道を外れず、胸を張って働いているみんな」への話でしたね。

 

資本家と労働者っていう対立構造もあるとは思うけど、今作はその資本家側も「誇りをもって仕事をすることをあきらめて、人の心を捨て置いてしまった元労働者」って感じで、人の子なんだよって感じ。その辺の相対化もよかったですね。

大量消費社会も資本主義もだれか悪者がいるっていうよりはシステムに人が合わせて摩耗していって、誇りとか人道を見失っちゃうみたいな。

マジで最後のシーンで「まじめに働いてれば、報われることもあるかもね」みたいな感じが非常に人間賛歌的でよかったです。

まじめに働くのってすごいことなんだよっていう感じ。

 

きみの色

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曲がいい。まず大前提がそれ。

自分は相対性理論の曲が好きなので、水金地火木土天アーメンが好きです。

相対性理論だと辰巳探偵とかBATACOっぽい感じ。

楽器が同じだからでは?

牛尾憲輔好きな人は「牛尾だ~~」ってなるんかな。

 

ストーリーとしては、人生が一歩進む感じ。

3人がそれぞれちょっと人生で後回しにしていたことを音楽を通して一歩進むことができるのがすごくなんか自分の人生も肯定してもらった気がして帰りの足取りが軽かったですね。

 

映画の感想。これくらいでもいいだろ。

 

 

次回 未定。