第三百五十四話 出鼻

出鼻をくじかれるというのは何事においても苦痛が伴うものです。

それにしても出鼻はもとは出端みたいですが「出」と「鼻」というのは何というか「フルヘッヘンド」って感じですよね。

よく解体新書の翻訳作業の象徴的な書かれ方するけど聞くたびに「例文がくそすぎるだろ」って思う。

出鼻のくじかれ方が外部からの力ならば被害者面できるんですけど結構己の不準備だとか意志の弱さが原因なことが結構あります。

よくあるのがさあ課題やるぞと思ったらめちゃくちゃ参照ファイルをダウンロードする必要があったりとか、めっちゃファイルが文字化けしていたりするのが大学生としてはあるあるですね。今学期は適当にとった講義のスライドが英語で勝手に出鼻くじかれて自主履修撤回状態です。せめて早めに撤回してればよかったのにその判断が遅れたので徒にGPAを下げるものになっています。

今日は3DS版のドラクエ8をやろうと思ったらSDカードを急に求められて出鼻をくじかれ、すべてのやる気をなくして無気力に生きてしまいました。もし「さあプレイするぞ！」となる前に「あ、これSDいるんだ」と気づけていれば買いにいってついでにお散歩してちょっと遊んで少し課題やってってくらい生産的な生活ができたと思うんですけどやる気出して即挫かれたので死んでしまったわけですね。

これの対策としてまともな人はきちんと準備したりとか心を強く持つと思うんですけど、カスみたいな対策としては「やる気をもっと緩やかにあげていく」というものがあります。「課題やっちゃうぞ～！もう一気に終わらせちゃうぞ～！」とやる気出すのではなく、「とりあえずワードファイルだけ作るか...」と始めるといいです。よくやる気はやり始めなきゃ出ないみたいな自己啓発がありますがそれをさらに分割したものですね。

次回　未定。

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