岸辺露伴は動かないが好きです。
ドラマ版もめちゃくちゃよかった。D・N・Aに関しては原作版よりドラマ版の演出が良かったまである。くしゃがらなんか森山未來の演技が荒木作品そのものでしたね。ドラマ版だとかOVAのネトフリ配信とかで波に乗ってますね。第8部ジョジョリオンが賛否両論(最近は普通に面白い)ので岸辺露伴の方を楽しみにしてる人も普通にいそう。ジョジョそこそこ読んでてもスティールボールランで止まってる人もたまに見るし。
そして今日ふと考えたこととして、岸辺露伴だったらこのコロナ禍を漫画のネタにするのかということです。岸辺露伴はとにかく「リアリティ」を追求する漫画家です。そのリアリティのためには背景にちょっと出てくるクモの生態を細かく調べて味も確かめたり、モブの職業も実際の職業の人に取材するほどです。
では岸辺露伴は漫画の中の世界でも新型コロナウイルスを蔓延させるのでしょうか。
少なくともパンデミックが起こった世の中のパラダイムシフトを生で観測できることはとんでもないインスピレーションをかき立てる事でしょう。
しかし、昨今のツイッター漫画家の中でも、「漫画の中くらいこんな世の中にしたくない」という意見と「こんなことになってしまっている以上、新型コロナウイルスの存在しない世界線はリアルではなくなってしまう」という意見があるようです。岸辺露伴も「読んでもらうために漫画を書いている」という信条である以上いろいろ気にしそうなものですね。「キャラがマスクをつけてない！」みたいなバカみたいなクレームは無視しそうですけど、「コロナ禍を無視した世界線を描くってことは世界大戦が存在しなかった世界を描くってことと同じなんじゃあないか？」とか言ってそう。
自分の意見として、「パンデミックをテーマとした話を書くが、そのパンデミックは新型コロナウイルスではないし、その話中限りの蔓延となる」と思います。ハンチョウと同じシステムですね。
ハンチョウも2〜3話ほど新型ウイルスの蔓延を理由とした外出禁止の地下エピソード回がありましたがそのあとは普通に出かけていました。気がついたらハンチョウの話。
というかそもそも露伴、「新型コロナウイルスっていってもただの風邪じゃあないか」って思ってる可能性すらありそう。社会性としてマスクはつけてるけどコロナ対策社会を冷笑してそう。
次回 未定。
