メンヘラ日記

ファッションメンヘラ

第二百三話 半々教

自分の考え方で「半々」という概念はかなり登場します。

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猟奇キャラになる前の木津千里、普通にかわいいと思う。

この半々、中庸といえば聞こえはいいですが結局どっちつかずな選択であり、僕が一番嫌いな偽善者の判断基準だったりします。彼らはすぐ「win-win」っていう。

半々好きは飯を食う時にハーフ安堵ハーフを頼んだりするのはもちろん、一番考えるのは責任比率についてです。

例えば、バイト中に完全に自分が悪いミスをしても「まあ半分は俺を雇った店長の判断ミスだよな」って考えたり、バイト中に一緒に入った人がめちゃくちゃ要領悪くてイライラしても「まあ半分はうまくこいつに指示だしできない俺が悪いか」って考えるとちょっと落ち着きます。俺より二年も前に入ってるんだから頑張ってほしいなとは思うけど。

もっとも、苛立ちや罪悪感を半分相手に譲渡することで自分のメンタルをニュートラルに戻すのにいいってだけなのでそれを表の態度に出すと傲慢になってしまったり、いわれもない責任を負わされたりするので注意です。裁判の時とかにこの態度になってしまうと50:50の和解に持ち込まれてしまいます。アメリカとかで事故の時に絶対に謝らないって聞くのと似たお話。

責任転嫁のほうはわかりやすいけど、人のミスを半分もらうというのは、「俺はお前をかばってやってるんだぞ」っていう精神的優位性からくる余裕なんだと思います。これがタイトルを「半々教」ってした味噌ですね。自分は特定の宗教に与しているわけではないですが、宗教というものに対しては基本的に嫌悪感とかは一部の社会的に問題になっているカルトや毎日ピンポンを鳴らしに来る「今、幸せですか?」な人を除けばありません。そして信心深い人って優しいというか心が穏やかな人が多い印象があります。やっぱり生き方に軸があったりすると生きやすいっていうのはあるでしょうね。そこで、自分は半々教の信者といえなくもないです。

 

次回 未定。