メンヘラ日記

ファッションメンヘラ

第三百八十六話 舞台の上

自分は、「演者」というものをあまり重視しない人間でした。

当然、好きな声優、好きな俳優などはいますが、あくまで役者というものは役に隠れるものであり、自を出すものではなかろうという考えの人間でした。結局その役者のキャラクターも演じた役のものという考えも相まってのことですがね。大塚明夫が演じるものに「BOSS!」というコメントがついたり、最近だと高橋一生=露伴みたいなオタクもいるのでそういう嫌なイメージがあったのも大きいです。

 

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でも、役者に惹かれるっていうのはそういうことなんでしょうね。感情まみれの天堂真矢が可愛いのと一緒で。

 

そんな価値観の変化がある中で、ちょうどというかなんというか友人の演劇を見に行く機会がありまして。

正直「演劇」というものは自分の中にはない文化というか、演技はスクリーンの向こう側なのが今までの価値観で、演者を目の前にして役を見るということは異文化な訳です。

感想としては、体験としては全く別ですね。

今までは実写⇔アニメという評価軸しかもっていなかった自分にとって、未知の文化、演劇というものはまあ実写側に分類されるものであろうという解釈でした。

ただ今回の体験で自分の中では演劇⇔スクリーンという評価軸になりましたね。そして多分演劇を録画したものはスクリーン側に行くんでしょうね。最近レヴュースタァライトの舞台版を見ましたがそんな感じがします。逆に、お笑いライブは演劇の部類なんでしょう。

 

『明け方の若者たち』や『花束みたいな恋をした』でもありましたが、「なぜサブカルカップルはデートでアマチュア演劇やお笑いライブを観に行くのだろう」という長年の疑問が少し分かった気がします。まあ、自分は独りで観た後、ゴーゴーカレーを食べて帰ったし、仮に人と見たとしても感想を言語化できない人間なのでほど遠いんでしょうが。

 

次回 未定。