メンヘラ日記

ファッションメンヘラ

第六百九十話 3Dってよぉ……

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いまさら今年のクレしん見てきました。

感想をネタバレ込みで書きます。

 

かなり酷評寄りなので苦手な人は注意。

好きなものを酷評されるのはもちろんだけど、人の負の感情の掃き出しを見るのが無理って人もいるからね。

 

 

さて、今作はクレしんでは初の3Dだったんですが、はっきり言って面白くなかったです。多分、過去一で好きじゃない。

 

まず3D特有の、動きの少なさをカメラワーク多用して迫力あるみたいに見せる演出がめっちゃ苦手なんですけど、それがあまりに多用されてて嫌だった。

それで、「ほらほら!3Dだよ!こんなしんちゃん見たことないでしょ!」みたいな感じで内容のうっっっすい話が垂れ流されるのが不快でしたね。

くすぐり的な会話中のギャグは最近の映画の中では原作寄りのセンスを少し感じて嫌いではなかったんですがTwitterとかで感想漁ってると不評くさいですね。

 

なんというか、全体的に「よくわからないけどこういうのでいいんでしょ?」みたいな舐めを感じるんですよね。

深キョンの『キミノヒトミニコイシテル』を流すと超能力が活性化するみたいなやつも、暗黒タマタマの『愛は傷つきやすく』の流れを適当になぞった感じですし、敵、非理谷が超能力使うときにヲタ芸みたいな動きをしたりカンタムロボと対峙した時に「見せてもらおうか、連邦軍の力とやらを!」とか言ったり、全体的に雑に使ってる感が滑ってる。

現代社会批判的なあたりも「俺はわかってる」感を出してるわりに薄っぺらかったし。

まあ、この辺の不満は僕がひねくれてるからっていうのがデカい気がしますが。

 

あと、「しんのすけが力に目覚める→実はひまわりも目覚めててピンチで覚醒」

って過去作でも何度かある展開ではあるんですが、去年のモノノケ忍者が全く同じ展開だったので二年連続でやられちゃうとう~ん?という感じもありました。

まあ、ここは今作が製作期間7年っていう製作期間のかぶり方的に仕方なさそうですが。

 

このままだとアンチブログになるので良かった点も何点か。

非理谷に吸収されたしんのすけが精神世界で非理谷充の幼少期と接触するあたりのくだりは割と好きでしたね。その後正気に戻った充くんがしんのすけを覚えていたところも含めて。

Twitterで目にする感想としては、現代社会批判とかひろしの説教あたりに対する酷評をよく目にしますが、その辺はあまり気になりませんでしたね。まあ、子供ターゲットならもう少しマイルドにしていい気もしましたが。

あそこのひろしの説教は別に妥当だし、そもそもあの「応援」を「説教」って表現するのはちょっと病んでると思う。「やろうとしなかったからだ!」だけは「お前知ったような口きくなよ」とは思ったけど。

そもそも非理谷の改心のキモは「幼少期にしんのすけに出会えてれば……」というところなので、あのひろしの応援はこれからの決意の言語化を引き出すだけでしたよ。

 

あと、一番良かったのはEDの演出。

後日談をEDでスタッフロールを兼ねて漫画にするのはこれからも定番化してほしいくらい良かったです!

 

最近のクレしんだからダメとかではないんですけどね。

歴代TOP3に一昨年の天カスは確実に入るし。

今作がとびぬけて面白くなかった。

 

 

次回 未定。