マナーとルールは似て非なるものです。
ルールの方が重要なはずなのにマナーが優先されたり、反対にルールを厳守してもマナーを犯せば爪弾きです。
その天秤はいろいろなところで見ることができます。
埼玉県ではエスカレーターでの歩行が条例で禁止されるなど、「エスカレーターは片側によらずに立ち止まる」というルールが啓蒙されていますが、正直言って朝のラッシュとかで歩行レーンで立ち止まったらめっちゃ怒られそうでできないですよね。
もしそれをやって怒ってきた人がいた場合、「俺は急いでいるんだ!!」みたいなことを言ってきた場合、腹は立ちますが許せます。でもきっとほとんどの人は「ルールって言ったって、片側は開けるのがマナーだろ!!」と言ってくることでしょう。卑怯ですね。
自分がいつもその天秤で悩まされるのが自転車とイヤホンです。自転車をこいでいる時にイヤホンをするのは条例違反です。しかし、家から一歩出れば常にイヤホンをしている僕にとってそれは苦痛です。なので僕は自転車に乗るときには胸ポケットがある服を着ます。
胸ポケットのスマホからスピーカーで音楽を流します。
イヤホンも、ルール上だめですが片耳にしたり外音を拾える奴なら「交通安全を保つ」というマナー的な部分はクリアできるかもしれません。しかし自分はルールを優先して、音楽を垂れ流して住宅街を爆走するというマナー違反を犯しています。
こういう話、あんまり突き詰めると「労働基準法よりも社内ルールを優先するブラック企業」みたいに社会派な話になりそうなので止めておきましょう。
骨伝導ヘッドフォンならいいんですか?
次回 未定。