メンヘラ日記

ファッションメンヘラ

第六百五十三話 楽しくって、えぐられる。

暴力的なビスコみたいになっちゃった。

ビスコ | 【公式】江崎グリコ(Glico)

 

もう一度、スーパーマリオブラザーズの映画の話をしたいと思います。

fukkareen.hatenablog.com

前回は当たり障りのない感想を書いたんですが、最近身の回りの人複数名が「そんなにでは?」っていう感想を言っていたので、自分も少しうがった感想を書き直したくなりました。

Twitterではあまりに低評価するとポリコレ脳認定される、全肯定以外許されないような風潮があったので日和ったんですが、自分の感受性もあっていいらしくて安心しました。

今回は普通にネタバレとか書きます。

 

自分のマリオ映画に対する感想を一言に集約すると。

 

MADだな……。

 

これにつきます。

楽しい映画なのは間違いないんですけど、見た後の余韻が映画じゃなくてMADを見た後のそれなんですよね。

エモさとかも映画的ではなく、ココロジョジョルとかニコニコ流星群合作を見た後の奴です。

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ちなみに自分が一番好きだったシーンは、クッパ軍の師団長的な立ち位置の甲羅が青いパタパタがいるんですけど。

途中でのマリオカートオマージュで、クッパ軍団vsキノコ王国&ドンキ―軍団でのカーチェイス戦闘局面になったときに、こいつが青甲羅になって先頭にいるマリオたちに降り注いだんですよ。

そこは「うまいことやったな~~!!」ってわくわくしました。でも最高潮がそのレベルなんです。

 

見た後に余韻がある映画って、何かしら自分の心情の何かがえぐられる体験だと思うんですよね。

藤本タツキから引用する、昨今の犯罪者と同レベルの教養の無さで申し訳ないですが、さよなら絵梨でお父さんが語る創作観がすごく納得できる言語化だと思います。

『さよなら絵梨』より ©藤本タツキ/集英社

必ずしもそういうわけではないと思いますが、確かに見た後にずっと残る映画ってそういうことが多い気がします。

マリオは娯楽映画として、ゲーム映画として徹底的に描かれていたので、良くも悪くも画面の向こうの他人事として観てしまった感触があります。

 

でも、もしかしたら映画の楽しみ方って傷つかない、エモさとか爽快感を味わうだけの方が主流なのかもしれませんね。

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RRRお気持ち表明さんみたいな人が意外といるのかもしれない。ここまで極端なひとはいなくとも、カタルシスの前置きとしての胸糞展開が無理みたいな。

 

邦画サゲ洋画アゲの風潮でも、そういうのを発信する人は洋画といってもアクション映画好きがほとんどなイメージがあります。「邦画は冗長でクソ!」とかいうけど、洋画の会話劇とかの方がよっぽど冗長じゃない?母語じゃないから理解できないっていうのが大きいんだろうけど。

 

洋画至上主義者への恨み節を書いて話がそれましたが、見てる間は楽しい映画ではあります。

どうせ見るなら4Dとかで、アトラクション的に見るのがいいと思います。

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個人的には今映画観に行くならvillageの方がお勧めですが……。

 

 

次回 未定。