メンヘラ日記

ファッションメンヘラ

第七百四十四話 ビビるじゃんて

リア王の舞台を見てきました。
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やたら豪華な役者陣。

 

リア王の話は「なんか娘が何人か出てくる悲劇」くらいの理解で行きました。

こういうあまりに有名な演目って話は当然知ってる前提でそこから外したり、「あの名作を○○でやったら」みたいなのをやるときがあるとは思うんですけど、思ったよりストーリーを普通にやってきました。

まあ大元のストーリーをよく知ってるわけではないから実はめちゃくちゃ奇抜なリア王だったらどうしよう。

 

ただ舞台装置とか衣装は結構奇抜だったと思います。

リア王って16世紀あたりのブリテンが舞台なんですけど、いざ舞台の幕が上がると全く装飾のない真っ白な壁と床の部屋にウォーターサーバーコピー機が並び、現代のビジネススーツを着たキャストたちがパイプ椅子に座っていました。

この時点で「あ、リア王の話を会社の相続とかそういう設定に落とし込んだのかな?」って思うじゃないですか。

話は全くもって16世紀のブリテンを舞台にしたリア王なんですよ。

ビビるじゃんて。

 

その後もエドマンドが兄を貶めるときには手紙をコピー機で刷るし、晩餐のシーンでは紙袋に入ったファストフードを食べるんですよ。

 

多分、 リア王の人間不信とか現代にも通ずるテーマを身近に感じさせようみたいなことだとは思ったけど全然違ったらどうしよう。

 

舞台、2.5次元とかも含みますけどここ1.2年で少し観るようになったんですけど毎回「そういうのもあるんだ!」って驚きがあります。

これ、経験としてすごく楽しいんですけど舞台見る人とかからしたら「あー、良くある演出だよね」みたいに思われてるのかなーって少しビビっちゃう自分もいるんですよ。

つい最近姉が「見て!この動画面白い!作った人天才!」ってアニソンに合わせたインドダンスの動画を見せつけてきたとき。

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正直「今更かよ……」って思ってしまったんですよ。

姉がこれを面白いって感じるのは別に良いんですけど、自分の中でもうこすられまくって"終わったユーモア"を見せつけられるのって正直めちゃくちゃ嫌なんですよ。

 

もし、自分が舞台で新鮮に感動してるものが舞台良く見る人からしたらインドダンス扱いだったらめちゃくちゃショックですね。だからこういう感想ブログって率直な感想がかけない。

 

 

次回 未定。