メンヘラ日記

ファッションメンヘラ

第百三十六話 ショック療法

記憶というものは匂いと強く結びつくといいます。

たまーに匂わせるように自分は2年前の失恋を引きずっている人間ですが、別に山崎まさよしではないのでいつでも探してるわけではないし信号待ちの踏切あたりで見かけてるわけではないので顔を思い出すのも少しタイムラグが起きるようになったり、声も思い出せなくなりつつあります。でもやっぱり匂いというものは覚えているのか、町で同じ柔軟剤の人とすれ違うと思い出しちゃうんですよね。そのたびに病んでいてはせんないのでたまには自分から元カノとの思い出に飛び込んでみましょう。

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そんなわけでデートの時に何度か訪れたとんかつ屋さんに来ました。味噌汁がないのはこのお店がケチなのではなく、僕がシジミを食べられないのでつけないでもらっただけです。

自分がシジミを食べられないのはかなりソースがあやふやなんですけどね。とんかつだけに。まずアサリアレルギーなんですけどこれも血液検査したわけではなく食べると百発百中でノロみたいな症状がでたから名乗ってるだけです。なのでアレルギーなのかも当たり判定もわからず、「二枚貝系はなんか怖いから出先では食べないようにしよう」って感じです。何故とんかつ屋の味噌汁はだいたいシジミなのでしょうか。二日酔いの客が多いんでしょうか。

話を戻すと匂い方向で攻めようと自分の柔軟剤を同じにしたりすると精神が崩壊してしまうかもしれないので味覚で攻めてみました。彼女の味は知らないので彼女と食べたとんかつの味でトラウマを刺激してみましょう。昔から人肉は酸っぱいと聞きますが本当なんでしょうか。

食べた感想としてはおいしいだけでした。デートの内容を思い出したわけでもその日の服装も思い出せませんでした。ただ、とんかつにからしをつけて食べる文化はここで背伸びして覚えたので自分はとんかつにからしをつけるたびに思い出すのかもしれません。

 

次回 未定