自分の日常には無音というものがほとんどない。
家事をするときはYouTubeかアニメを見ている。
運動するときも画面が見られるときはアニメを見てるし、そうでなくてもラジオか音楽を聞いている。
勉強するときも余程根詰めるとき以外は聞き飽きたラジオをBGMにしている。
外出した瞬間にイヤホンをはめるし、自転車に乗るときは胸ポケットにスマホを入れて普通にスピーカー再生。
風呂に入るときも防水スピーカーでラジオとか音楽を流している。
寝るときも、無音だと「死んだあとってどうなるんだろう……」とか考えて眠れなくなるからタイマーかけて適当になにか流している。
聞くものには全くこだわりがない。
よく使うのはYouTubeなら牛沢のゲーム実況、オモコロチャンネル、オモコロのラジオなど。どれも前々から見てるのでもう内容は知ってる、本腰入れて聞かなくても良い物たち。
音楽も知ってる曲をただぶち込んだリストをシャッフルしている。
アニメは普通に今期の適当なアニメ。
原作を知ってると頑張って見なくてもいいからBGMにしやすい。
今は範馬刃牙ピクル編を見ながらエアロバイクを漕いでいる。
人は結局グラップラーになりたいのだ。
1日に30時間鍛錬している漢を眺めながら30分の筋トレでビィビィしている。
自分の日常で無音なのは泳いでるときとサウナに入ってるとき、寝るときのBGMが切れた後くらいなのだ。
自分でもなぜこんなことをしているのかわからないが、とにかく無音というものが落ち着かないのだ。泳いでるときも普通に「暇だな」と思っている。
多分ファスト映画の蔓延とかと似てる思考回路なのだと思う。
あれはよく「タイムパフォーマンス意識の現れ」みたいに言われるが他にも原因がある気がする。
それは脳の回転数を上げておきたいような感覚。
「頭の回転が速い」というのは一般には褒め言葉として使われている気がするし、自分は結構そう言われる子供だった。
だが、得てしてそういう人間は脳の回転数が高くても、脳の馬力が足りてないのだ。
馬力が低いから思考力が低いのに、回転数ばかり高いので暇を持て余して何かしらの情報を脳に流し込みたくなる。
なので小さい頃から何をするときもテレビを付けてたし、スマホを手にした今YouTubeに移って、悪化しているだけなのだ。
割とその性分に自覚的なので、映画館に行ってそれに集中するというタスクを貸すようになって、それが趣味になっている。
スマホの画面を見ないのは対して苦ではないけど、何かしらの音声コンテンツを流していないとそわそわするのはどうにかせねばと思う。例えば読書をするときくらいは無音でするとか、意識高く考えれば瞑想するとか。
頑張って1日無音で過ごせるようになればと思う。
外出時にイヤホン忘れても「ふーん」で済ませられるくらいになりたい。
次回 未定。